初心者のかたはクロールで息継ぎするときにボディポジションが低くなりやすいです。
呼吸さえできれば体力が尽きるまで30分でも1時間でも泳いでいられるので、頭を水面よりかなり高く出して、下半身が沈んだまま泳いでしまう傾向があります。
大原則として、人間の体は肺に空気が沢山あるため、呼吸をするために頭をあげれば足側が沈みます。
そのため、頭を水面より上に出しすぎないのがコツです。
頭を水面より上に出しすぎない4つのポイント
1.水面から口が出る分だけ頭を傾ける。
顔を上げる時に天井を向きません。息継ぎしてる時の目線の高さ目線はプールサイドから床の間です。
頭を水面より上に出せば下半身が沈みます。息を吸っている最中も下側の目(左呼吸なら右目)は水面より下にあります。
2.水中で息を吐き、顔を上げたときに口を開けて息を吸う。
水中で息を止めてしまう人が多い。顔を上げたときに息を吐く&息を吸うと下半身が沈みがち。
3.息継ぎ後はすぐにプールの底に目線を戻します。
水面より上に顔が出ている時間が長ければ、頭の位置が高くて下半身が沈んでしまいます。
プールの底に目線を戻すことで頭の位置が低くなり、下半身の位置が高くなります。
4.身体を傾けすぎない
クロールはローリングという技術で左右に身体を傾けますが、呼吸のときも傾けすぎないのがコツです。傾けすぎると身体が沈みやすいので、息を吸うために頭を水面から出そうとし、下半身が沈みやすくなります。
息を吸う時に体を傾けすぎて体全体が沈む
⇒息を吸うために頭を水面から出す
⇒重心が足側に移動するので下半身が沈む
⇒抵抗が大きくなって進まない