Bladeは株式会社タバタが販売している競泳向けレーシングゴーグルです。
2004年のアテネ五輪前に発売され、競泳トップスイマーに支持されてシェアを拡大してきました。2016年のリオデジャネイロ五輪では出場選手34名中で13名が着用していました。
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リオデジャネイロ五輪でVIEW/Bladeを装着していた代表選手一覧
【男子選手】
- 長谷川純也(V121MR)
- 渡辺一平(V121MR)
- 坂井聖人(V121MR)
- 中村克(V127MR)
【女子選手】
- 池江璃花子(V121MR)
- 渡辺香生子(V127MR)
- 青木智美(V127MR)
- 今井月(V127MR)
- 酒井夏海(V127MR)
- 内田美希(V127MR)
- 松本弥生(V127MR)
- 山口美咲(V127MR)
- 金藤理絵(V127MR)
※V127MRはBlade Zero、V121MRは通常のBladeです。
特に女性選手の装着率が高く、17名中9名が装着していました。(100m×4フリーリレーに出場した選手は4名ともBlade Zeroです。)
池江璃花子選手は水着はミズノですが、ゴーグルはVIEWです。ゴーグルは骨格によって合う合わないがあるため、スポンサー契約や所属企業に関わらず自由に選んでよい慣習があるそうです。
池江璃花子選手はBlade Zeroではなく通常のBladeです。
※池江選手は、東京オリンピックではミズノのGX・SONICを使用していました。(2021年8月11日追記)
BladeとBlade ZEROの違いはサイドアーム
ストラップの穴をレンズから無くして、更なる低抵抗化を突き詰めたのがとBlade ZEROです。ストラップを通して折り返すための「サイドアーム」をレンズに直接取り付けた形状にしています。
サイドアームはより顔に食い込みやすい構造となっており、ブレの少なさからゴーグルが顔の一部になっているような感覚があります。
なお、代表選手の中でもBlade(V121MR)を使う選手とBlade ZERO(V127MR)を使う選手がいます。筆者はV121の型のほうがしっくりくるので、どちらも試してみるのをお勧めします。
低抵抗形状だからゴーグルがズレにくいメリットも
Bladeはレーシングゴーグルなので、1/100秒を競う選手のために開発されました。
「タイムを1/100秒でも縮めるため」が強調されがちですが、抵抗が低いので『スタート時・ターン時のゴーグルずれが起こりにくい』のもメリットの一つです。
飛び込んだらゴーグルがズレて水没してしまい、ターンやゴールタッチで失敗してしまうのはよくありますよね。
「1/100秒縮めるよりもやることあるよ」「飛び込みでゴーグルが水没するのがちょっと怖い…」と考えているスイマーの方にもおすすめです。
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Blade
Blade ZERO(サイドアーム付きモデル)
Blade ORCA(クッション付きモデル)
東京オリンピックでは?
東京オリンピックでは、ミズノがシェアを伸ばし、「GX・SONIC」を着用する選手が多かったです。